運動には各々の状態で段階が存在する ~後編~
前回、運動には段階があるという記事を書いた。
今回はその後編となる。
前回の記事を読んでいないとわからないと思うので、
時間の許す限り前回の記事を読んでから本記事を読み始めて頂きたい。
では、筆者の失敗体験談をもとに説明をしていこうと思う。
2014年1月時は、175cm、80kgであった。
上記のスペックの人間が事前準備もなしにいきなりジョギング/ランニングを行うと、
毎日継続するには心と身体に負担が大きくのしかかる。
これは筆者だけではなく実体験者が多くいるのではないかと思われるが、
吐き気やめまい、動悸、身体の故障によりダイエット失敗の原因となるのである。
ちなみに筆者は、筋肉痛を我慢し続け毎日継続した延長線上で、
右足の脛横の筋肉に痛みが激しく出ていた。
ここまで書けば結末はもうおわかりだろう。
それでもジョギング(痛みで歩いている時間の方が長かったが)を続けた為、
故障してわずか1ヵ月強でジョギングが出来なくなった経験がある。
この時の運動は、水曜日と日曜日以外の週5日、
坂、階段を含めた8kmのジョギングを行っていた。
運動不足者が最初に行うには強度が高すぎたと思っている。
他にも、同時に右足ふくらはぎ、左足の太もも裏、腰、夜中に足が攣る。
様々な所に痛み、熱を持つという症状が出た。
通勤、私生活にも影響が出た為、
身体の準備が出来ていない事を知った。
気持ちを奮い立たせて無理やり継続していたのだが、
身体の方が悲鳴をあげ、故障してしまったのである。
ここでもう一度、前回の卵焼きの話を思い出して欲しい。
卵焼きを作るには「順序」があったはずだ。
ジョギングする身体の準備が出来ていないにも関わらず、
「順序」を飛ばした為に故障したという事になる。
前回の記事からの引用
必ずという事ではないのだが、
「物事には順序通りに行わなくてはいけない場合がある」という事を言いたいのである。
ダイエットに失敗する人は、
目的に達する為に行わなければならない段階を踏む事が出来ずに行動し、
結果的に心と身体が折れてしまう場合があるのである。
肉離れを起こして故障してしまった人、
膝に水がたまって手術という事が起こる可能性も個人差で無きにしも非ずなのである。
せっかく、心を奮い立たせてはじめたダイエットであるのに、
目的を達成せずして投げ出してしまうのは実に勿体ない話である。
そういったリスクを軽減する為に段階が必要という事を言っているのである。
そこで、筆者からは故障リスクを考慮した上で、
以下の計算式を指標として提示させて頂こうかと思う。
結果が「0以上の値になってからジョギング以上を始める事を推奨」としたい。
※筆者独自の考えなので当ブログ以外では通用しないので注意!
■計算式
身長(cm) - (体重(kg) + 100)= 0
<例>
175cm - (78kg + 100)= -3
160cm - (59kg + 100)= 1
年齢、性別、身長別に平均体重があるのだが、
その基準値を参考と実体験をもとにしている。
興味のある人は以下リンク参照
ジョギング開始前の身体を作るという部分においては、
まずは散歩とウォーキングで体重/体脂肪率を減らすのである。
※この段階では筋肉量を減らしても可なので気にしないようにする。
ジョギング開始と共に筋トレも開始する。
散歩とウォーキングはなまった身体を動かす準備段階なので、
平行でカロリー制限も開始しなければ減量は出来ない。
よって、すでにジョギング以上の運動が出来る状態であれば問題無いが、
散歩とウォーキングだけでは停滞期を乗り越える事は出来ない。
※停滞期=体重/体脂肪率が落ちにくくなる。または落ちなくなる。
上記計算式で0ぐらいでは、身体が重く思ったようにジョギングは出来ず、
なかなか減量成果が出ないのだが、ジョギング開始条件最低ラインとして設置した。
上記計算式で+5以上であれば、値が大きければ大きい程、
ウォーキング1時間40分/毎日+簡単なカロリー制限レベルでも停滞期までは大幅な減量可能。
しかし、年齢、性別、身長別での平均体重/脂肪率にはまだ遠いはずだ。
今回の記事は、
「現在の各自の状態によってリスク軽減を考慮した運動の段階がある」
という事を説明させてもらった。
いかがでしたでしょうか。
運動には段階が存在する場合があるという事にご理解頂けたのではないだろうか。
次回は各項目について記載していきたいと思います。
最後まで読んで頂きましてありがとうございました!
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